今回は「ONAIR表示灯」のモデリングを通して発光する看板の作り方を動画で解説します。
形づくりはとってもカンタン。数十秒でできちゃいますので
サクッとこちらのGIFを参照ください!
形づくり【その2】
枠を作るときにはcontrol+Aからスケールの「適用」を忘れずに!
全体の形はとれましたか?
それではここからが本番です。
「ONAIR」の表示部分のようにボワーンと発光させる方法です。
こちらの動画をご覧ください!
オブジェクトの真ん中をくり抜く方法。
「風穴をあける」という方がわかりやすい表現かも。
要はこんな感じにする方法ですね。
前回はBool Toolの「Difference(差分)」を使ってオブジェクトをくり抜いたりえぐらせる方法を紹介しました。
今回は違う方法でくり抜いてみます。
立方体を用意します。
両面を選択
「I」キーを押しながらマウスで辺を内側にして
そのままの状態で「X」キー
削除メニュー内の「面だけ」を選択して消去
これで一応くり抜かれました。
ただ、貫通部分に面がありませんので面を作ってあげます。
つなげたい面の両サイドの辺を全て選択してから
右クリック → 辺コンテクストメニュー内の「辺ループのブリッジ」で面が出来上がります。
これで完成。
基本形の円柱や多角形などにも使えます。
他の形のオブジェクトで試してみてくださいね。
タイヤやドーナツ、浮き輪、レゴブロックの人形の手を作るときに
絶対に必要なのがオブジェクトを「くり抜く作業」ですよね。
これを「Difference(差分」と言います。
この方法を紹介します。
数十秒もあれば実行可能です。
最初に初期設定をしてしまえば後は呼吸するように当たり前にできちゃいます。
画面左上の編集→プリファレンスを開きます。
アドオンを選択 → Bool Toolを検索で見つけてチェックを入れる
プリファレンスを保存を選択して更新
これで初期設定は完了です。
初期設定が済んだので実行してみます。
タイヤやドーナツみたいな輪っかを作っていきますね。
まず追加で「円柱」を出します。
拡大縮小、回転で任意の形と向きに設定
これが輪っかのベースとなります。
shift + Dで複製 → 縮小して真ん中に配置
これが輪っかの穴になります。
これでベースの完成です。
Nキーを押して編集タブを出します。
「Bool Tool」が追加されているはず
オブジェクトモードにしてから対象のオブジェクトを選択。
Bool Tool から「Differrence」を選択するとくり抜かれます。
ここでポイントなのが、
穴になる方のオブジェクトから先に選択すること。
次にshiftキーを押しながらベースのオブジェクトを選択。
この順番を守るようにしてください。
この順番でないとベースが消えて輪っかになる方が残ってしまいます。
以上で実行完了。
この方法は真ん中をくり抜くだけでなく、部分的に欠けさせたり
ビルなどの建物の窓なんかにも応用できたりします。
試してみてくださいね。
こんな風に左右(上下)同時にシンメトリーでモデリングできる方法を紹介します!
生き物をはじめ、あらゆるモノの多くはシンメトリー(対称)ですから
この方法が効率的です。
数十秒もあれば実行可能です。
最初に初期設定をしてしまえば後は呼吸するように当たり前にできちゃいます。
画面左上の編集→プリファレンスを開きます。
アドオンを選択 → Mesh:AutoMirrorを検索で見つけてチェックを入れる
プリファレンスを保存を選択して更新
これで初期設定は完了です。
初期設定が済んだので実行してみます。
Nキーを押して編集タブを出します。
「Auto Mirror」が追加されているはず
編集モードにして対象のオブジェクトを選択してから
任意でXYZいずれかの軸を選んでから
Auto Mirrorを押すとオブジェクトにラインが入ります。
そのラインが軸となって左右(上下)同時にモデリングができます。
はじめてのBlender!!
よし、まずは超カンタンそうな
スマホとかのモデリングをやってみるか!
長方形にして・・・
ベベルで角を削るよね・・・・・・
ん?角が・・・
なんか・・・
均一(45度)にならんぞ!!なんでやぁぁぁぁ・・・
はいやーめた!!アマプラでも見よっと。
早くも3Dモデリングを挫折しかけている
あなたへ向けての記事です!私も一緒でした笑
大丈夫。一瞬で解決します。
原因は立方体をスケール(S:拡大縮小)で長方形に引き伸ばしたことで、
ベベルにもスケール(S:拡大縮小)がかかっているからなんです。
立方体のままだと角はきれいに45度で削れてくれます。
しかし長方形に引き伸ばし(拡大)すると均一に45度になってくれません。
わかりやすくするために正方形の状態からベベルをかけて
長方形に引き伸ばしてみますね。
こういうことです。
ではどうすればいいのか。
長方形に引き伸ばした後にスケールを「適用」すれば
長方形でも45度のベベルにしてくれます。
オブジェクトモードで長方形を選択して
control + A
メニューからスケールを選択してから「適用」
これでOKです!
きれいに45度で角度が取れていますね!
ビフォーアフターで見比べてみてください!
Blenderのワークスペースは元々だいぶ空間に遠近感がついています。
肉眼で見るよりもオブジェクトが歪んで見えるんですね。
場合によってはこの歪みをこんな風になくしたい時があります。
モデリング中に切り替える方法と、カメラ撮影する時に切り替える方法の
2つを紹介します。
テンキー5を押してください
これで空間に歪みがなくなります。
戻したい時は再びテンキー5を押せば戻ります。
何をしているのかを専門用語的に言うと
透視投影⇄平行投影
この切り替えをすることになります。
ワークスペース上のカメラを選択
↓
プロパティタブからカメラマークの「オブジェクトデータプロパティ」を選択
↓
「レンズ」を開きます
↓
タイプの中から「平行投影」を選択
これで撮影した画に歪みがなくなります。
ちなみに「透視投影」にすると
再び遠近感のある歪んだ画面になります。